815系近郊型電車

熊本・大分地区で活躍する交流電車。ワンマン対応車として開発。主に大分地区にて活躍していた423系、457系を置き換えた。20m車体に両開き3扉、窓は大型1枚窓・カーテンレス仕様。ドア部、全面縁、貫通扉のみが赤塗装。制御システムはVVVF制御(IGBT)。主幹制御器にはワンハンドルタイプのものがJR九州の車両としては、初めての採用となった。編成は1M方式のクモハ815+クハ814の2両固定編成で最大12両まで組むことができるほか、811・813系とも連結することが可能である。(熊本では817+815といった併結もみられる)

車内はロングシートで、シートは背もたれと座布団が1人づつ独立したセパレートタイプのものを使用。運転台、乗降ドア、トイレなどは黄色に塗装されている。

2019年現在、鹿児島本線では鳥栖~八代、豊肥本線では熊本~肥後大津、日豊本線では中津~佐伯で運用されている。

◇815系形式

 クモハ815 奇数方先頭車、定員138(52)名 主電動機はMT401KA(150Kw)、制御装置はPC402K

 ク ハ814 偶数方先頭車、定員133(42)名 トイレ付

熊本車